本屋さんで立ち読みをしていたら雑誌に チンキ の作り方
なんて言うのが書いてありました。
チンキ、ヨードチンキ なんて聞いた事はありますが
チンキって?と。
ヨードチンキとチンキは別物のようです 。
昭和の人間はチンキと聞けばヨードチンキが脳裏をかすめるはず。
そこのあなた、ヨードチンキが浮かんだとすれば来年5月から元号が変り
平成より更に古い人間と新人類に言われてしまいます…今から覚悟しましょう!
そして古き良き時代の人間を楽しみましょう! 身体も古くなってきましたしね笑
あ、チンキ、チンキ!
生薬やハーブを精製水やエタノールで作るものをチンキというようですが
立読み雑誌は生薬やハーブを度数の高いお酒で漬けて作ったものをチンキ とし
ウオッカや焼酎で作っていたので我家は残り物果実酒用焼酎を使ってみました。
子供が小さな頃 蛇イチゴの痒み止めを作っていて
その頃住んでいた地方にはたくさん自生していたのですよー。
田舎暮らし先輩に頂いたのがチンキとの出会いでした。
蛇いちごは焼酎に漬け込み2、3週間後には使えます。
蚊に刺されに絶大な効果を発揮します。
その頃はコットンに染み込ませ塗ったり、蛇いちご自体を
絆創膏で貼ったりしていましたが ゼロウエストな生活ではどうしましょう?
ガーゼなら使いやすいですかね〜。
今回の植物収穫で蛇いちごは1個だけ入手 貴重です!
次に出逢えるまで家にあった小さな瓶に焼酎を入れて保存しました。
次に作ったのはドクダミチンキ
ドクダミの葉だけと 花だけバージョン2種類
ドクダミの花だけを使うって贅沢だわ〜とばかりに群生地を探していました。
収穫しようと思ったのが遅く 花が咲き終わり なかなか見つからなくて諦めていました。
でね、茅葺き屋根見学の後 お墓参りへ行ったら
菩提寺の林の中に あちこち群生地を見つけて 拍子抜け。
菩提寺は除草剤を撒いたことがないので安心して使えます。
ドクダミも愛でる の心ですから 街中では雑草とよばれますが
なるべく皆さんの目に触れない場所から収穫しました。
ドクダミの花は可愛いので 皆さんで楽しまないと。
蛇に遭遇しないよう足音たてて近くへ行きましたよ。
余談ですが、菩提樹ではハクビシン、タヌキ、アライグマ、蛇、カラス、モグラ、蜂、あらゆる昆虫が のびのびと暮らしている野生動物パラダイス〜の地
林の中は油断大敵です!。
お邪魔しているのは人間で 天敵なのは人間ですからね〜。
お会いすれば攻撃は免れません。 それが本来地球の姿ですが
いつから逆転したのでしょうね〜。
で、
私にも一瞬野生の血がね! 命懸けの採取です!
ボッとしていたら
アライグマや蛇に襲われますからね〜。( 見てみたいけど )
花を頂くときに一緒についていた若い葉は別に漬けてみました。
若い勢いのある葉は 栄養も多く良いチンキになりそうです。
どれも水洗い後タオルで水気を軽く拭いて焼酎に漬けました。
分量は適当です。
ドクダミは万能薬として古くから使われてきたもの
痒み止めや打撲の炎症、切り傷、あせも、美肌にも効くそう
化粧水として使うならグリセリンを混ぜると良いです。
美肌水が全体の5パーセントだったはずなので、ドクダミもそれぐらいです。
皮膚の弱い我家でトラブルなしなので問題は無いと思います。
私は生でそのまま漬けましたが乾燥させて使うと大量に葉が容器に入るので
濃いチンキが作れるようです。
次の採取で乾燥させてみますね。
今年は贅沢に色々並べて ちょっと優雅な気分。
この時季にしか採取出来ないモノで作るチンキ。
(ドクダミの葉は夏でも採取できます)
曇った日に散歩がてら採取へ行くと 肌は涼しく 心はウキウキ
梅雨のドンヨリも有難く感じることが出来ました。
市販の痒み止めも便利ですが、自分で作ると それだけで贅沢な気分になれます。
ゴミも出ないし瓶も再利用 。ヤッタネ!って感じ。
茅葺き屋根とドクダミと 綺麗な広報さん だいぶオンボロな自転車に乗る住職のキコキコこぎが笑えた日。
( 昨日のブログではちょっとボロと言いましたが、実は結構オンボロでした 笑 )
次はどんな時間と出逢えるのかなぁ〜なんて思いながら
チンキを作ってニヤニヤです。