贅沢な時間て人それぞれ持っているものだと思います。
ゲームを週末にするのが贅沢な時間の方もいれば
週末の長湯が贅沢な方、美味しいものを食べに行くこと
などなど楽しみ方は十人十色。
私の贅沢な時間は色々ありますが1つは緑多き場所にいること
森の中や 山の中 などなど自然多き場所にいると和みます。
先日御墓参りへ行くと駐車場の入り口で自転車に乗った御住職と遭遇。
自転車に乗って どちらへ? とおたずねすると茶室の茅葺き屋根を葺き替えたから
広報をお願いしている方と現場で写真打ち合わせだとね。
前々から茅葺き屋根の葺き替え現場を見せて頂きたいと思って
お願いしようかな〜と思っているうちに完成してしまって ああ〜あ残念!と。
でも、どーしても見たかったお茶室の茅葺き屋根。
図々しく 私もご一緒させて下さいとお願いしました。
もの凄くお忙しそうなご様子にもかかわらずご一緒させて頂けて
( 忙しいから駄目とも言えなかったのでしょうが 笑 )
完成した茅葺き屋根とお茶室も 管理されている方にお願いして頂けて
有難いことに隅々まで拝見でき説明もして頂きました。
残念ですが、慌てて車から飛び出し御住職について行ったのでiPadを持って行かず
写真はありません。
なので写真を載せている方のをちょっと拝借してきました。有難うございます。
写真は途中経過。この方の写真を偶然拝見して出来上がる前にお願いしなくちゃ〜
と思っていたら出来上がってしまっていたのです。
お茶室のある場所は少しお寺から離れていて お庭もあり座禅教室や展示会なども
市に申し込むと出来る建物も隣接しているのですが 残念ながらお庭はなおすそうで
木々が一部切られていました。それでも雪見窓からみるお庭以外に保存樹などなど緑は豊富で気持ちの良い空間です。
使った茅葺き屋根の茅を手に取らせて頂いて香りはある?なんてククンクン。
葺き替えた茅の下の剥がした古い杉板を触らせて頂いて もしかしたら江戸時代のかも〜なんてワクワクしたり。違うとは思いますがね〜。
屋内の柱は江戸時代のままの状態で、その建物はお寺になる前は
農家の馬小屋だったそうです。なので柱に馬の蹄鉄の跡があるのです〜。
探しました 勿論!。以前日本橋の三越の柱の大理石に化石があると聞き
三越で柱にへばりつくように探したように………アンモナイトあるそうです。
蹄鉄跡が見付けられないと言う管理人さんに探しましょう!とお誘いして
これかも〜!なんてしゃがんで探しました。
江戸時代に馬に蹄鉄をつけていたのも驚きです。
茅葺き屋根って真鍮の網で全体をおさえてあるのですって〜。
ふいたばかりなので真鍮は茅の上でキラキラして綺麗でした。
屋根の一番上は最後細い竹で押さえた後に太い竹を更に重ねる構造で
その竹の端によく見ると編んだ縄がヒッソリ飾ってありました。
職人さんによって形が違うのかも〜なんてヒッソリ想像して楽しみましたよ。
職人さんは30代の方々が多かったそうでね、管理人さんが驚いたのは
その中にフランスの方など2人も外国の方がいらして
テキパキと仕事をされていたそうです。
茅葺き屋根をフランスで作るのでしょうかね〜。ちょっと楽しみですね!と管理人さんに話すとテレビでフランス人が作る日本の伝統!なんて放送が見れるかも!と。笑
その屋根をフランスの方がみて素敵ね!なんてコメントしていたら
『 そーじゃろー!日本文化良いじゃろ〜 』なんて私はドヤ顔しちゃいそうですと話すと何故か管理人さんウケて大笑い。大切な伝統文化ですからね〜ドヤ顔しましょうよ〜とお誘いしておきました!。
そんなこんなで 楽しい時間を過ごさせて頂いた後
御住職はお忙しいそうで 颯爽とちょっとボロの自転車をキコキコこいで
じゃ!と片手をあげて去って行きました。
残された美人で長身で素敵な広報さんと私。
二人でとぼとぼ歩いてお寺を目指しました。
女性の私でも綺麗な方と歩くと嬉しくなりウキウキしましたよ 笑
忙しく過ごしている毎日 週末やお休みの日に自分への御褒美。
贅沢な時間を過ごしてみて下さい。
きっと疲れた身体も お仕事で忙しかった心も癒されて元気になります。
健康が一番の贅沢だと50歳を過ぎて思う今日この頃です。