一晩経った石けん 下の苛性ソーダと混ぜたばかりのモノより白っぽくなりました
これが鹸化。鹸化が進むと白っぽくなります。
台風の影響で涼しいので鹸化が進みずらいですが、あとひと息待ちます。
まだサラサラしているので、もー少しトロッとね。
待つ間に、苛性ソーダの取り扱いを説明します。
苛性ソーダは薬局で購入できるのですが、劇薬指定なので購入する時に判子が
必要です。千円しないで買えると思います。
苛性ソーダは正しい名前は水酸化ナトリウム。化学式だとNaOH
小学校の理科の実験でリトマス試験紙を使ったアルカリ性と酸性の実験授業があったと思うのですが、あの時にアルカリ性の水溶液として先生が用意したのが苛性ソーダの水溶液です。上から覗かないでね。と言われたアレです。
リトマス紙で目で確認したと思うのですが、とても強いアルカリ性があります。
身体につくと火傷をした状態になりますので扱いには注意が必要です。
目に入れば失明の恐れもあるそうです。
石けんに使う水溶液の濃度だと、とても強いアルカリ性があるのでタンパク質を
変化させて火傷状態になるそうです。水溶液でも、溶かす前の物でもです。
苛性ソーダは薄い板状がフレークになって容器に入っています。
空中の水分も吸ってしまうので、分量を出したら必ず蓋をして下さい。
固まってもつかえますが、使いずらくなります。
それと水溶液にした時、熱を発して刺激臭を出します。
溶けたかな〜なんて思って上から覗かないで下さいね。
むせてしまいます。
と色々と書きましたが、要はそっと扱えば問題はなく
間違って溶かす前の苛性ソーダが肌に着いたら良く払って
水で洗い流せば大丈夫。
口に入ったら大事ですが、おしゃべりは控えて静かに扱えば
大丈夫です。
万が一の時はお医者様に行って下さいね。
まーこーやって書くとやる気無くなってしまうと思うのですが
扱いに慣れれば大丈夫。
これだけをクリアすると石けんは簡単に作れるものなのです。
廃油石けんもオリーブオイル石けんも同じ作業
少し廃油石けんの方が鹸化がはやいので注意するぐらいです。
ただ、迷うのが苛性ソーダの容器
こればかりはプラスチック容器から逃れられません。
最近はビニール袋入りもあるようですが、開封後プラスチックタッパーなどに入れて置かないと空気中の水分吸って化学反応してしまうしで、なかなか面倒です。
それが入るプラスチックタッパー購入も検討しなくては〜ですし。
前に何かで読んだのですが、日本では石けんを個人で作って売るのは法律上問題があるようで、なかなかパッケージ無しの石けんに出会う事はないのです。
木箱に入っているマルセーユ石けんなどは売っていますが、とても高価ですし
日常使うには悩むお値段。
で、ゼロウエストを知ってから石けんを紙に包まれた物を買うようにしたのです。
頂き物だと紙ばかりで有難いのですが、紙も資源。これもね〜なんて考えると
行きずまりますね。
今回古い新品苛性ソーダが家にあったので使いましたが
使い終わったらぽこ33さん方式で容器グラムを計ってみようと思います。
色々なところに潜む目に見えない目の前にないプラスチックや資源
せめて少なく最小限に使いたいですね。
また固まってきたら石けんブログに載せますね。