長年瓶入り牛乳を…と思いつつ 牛乳好きの子供の摂取量を考えると瓶入りは割高で
ついつい紙パック入りに手が伸びます。牛乳問題は知れば知るほど悩む存在です。
牛乳パックをリサイクルへ出すとき 自分自身で処理をすれば目に見えない場所で大きなエネルギーを使わず 自分で使う ちょこっとした小物や紙が作れるのになぁ〜と考えながらも手間を惜しみ回収ボックスに入れていました。
今回そこを反省し、小学生以来 久々の紙漉きをしようと思い立ちました。
牛乳パックだけでなく 大概の外箱や紙は製紙原料状態に戻し使うことが可能ですが
牛乳パックはパルプが白いため 染めたり 他の材料を混ぜても綺麗に仕上がる上質な材料になります。
作り方は下記を。サイトには子供の夏休み工作に役立つ情報が沢山ありましたよ ♪
子供の頃 こーやってハガキを作っていましたが道具は張替え時 廃棄された網戸の網を額の裏に釘で打ち付けて使っていました。ハガキ用の道具が無くとも家にある物で工夫をすれば使えます。
まずは適当にパックをチョキチョキと切りボールに入れ 重石を入れたタッパーで紙を沈ませ水を入れ変えながら3日放置しました。
ここでやっと気が付いたのですが 今の牛乳パックは昔の牛乳パックに比べコーティング技術が向上し パルプの使用量が極めて少なく丈夫に出来ています。そして水が浸透しにくいのです。
素晴らしい技術ですが、これでトイレットペーパー作れるの?と疑問が湧きました。
トイレットペーパー1つ作るのに何枚の牛乳パックが必要なの?と考え 製紙会社のホームページを検索すると
6枚の牛乳パックから1つのトイレットペーパーが出来ると書いてあります。フーン
数日後水に浸けておいた牛乳パックからポリエチレンコーティングを全て剥がし、剥がれにくい箇所は指でゴシゴシしながら紙を剥がしましたが、とれるパルプは子供の頃から比べ やはり非常に少ない量でした。6枚で1個 本当? フーン………
フーン………しか言葉が出ませんが、色々な後悔が頭をよぎりました。
でもね、自分で直ぐに変えられぬコトを考え悩んでも時間を無駄にしちゃうので、
疑問があるなら自分で どうにかする方法を選択すれば良い♪ と思い牛乳パックをリサイクルに出さない決断をしつつ、玉ねぎ2、3個分の茶色い皮と水をお鍋に入れ二、三十分煮出し火を止め濾してみました。玉ねぎの皮 なかなか良い色が出ます。
そこへポリエチレンコーティングを剥がした牛乳パックを入れ染めます。
これだけだと水気を絞った時や 乾燥後に色が抜ける可能性があるので 色を定着させるためのミョウバンを小さじ数杯適当に入れて 全てをジューサーに入れウィ〜ン!
撹拌して細い繊維状態にし 今後の扱い易さ 染まりやすさを後押ししました。
ここから忙しくなって タッパーに入れ替え冷蔵庫に2日も放置 汗
おかげで色はとても定着し 綺麗な色に染まりました 笑
目の細い網で濾して 水分を絞り 色の具合を確認。いい感じ♪ でした。
iPadが古いのと 光の具合で写真にすると少し色が違って見えますが、
鮮やかな黄金色に近い黄色に仕上がりました ♪
自然から抽出した色は エレガント ♪ 美しく 楽しい ですね ♪
何を作るか考えていなかったので 取り敢えずパッドに広げ乾燥させます。
乾燥したら 材料の1つとして保管します。使う時には水に戻しジューサーでウィ〜ン。紙漉きをしてもよいし 丸めたら紙だけに軽いアクセサリーのパーツを作れるかもしれません♪
固めるのにデンプン糊だとカビちゃう?とか
次に水に戻したら色が薄まる?などと疑問も湧きますが実験あるのみです 笑
時間ができ 他の色も作り 材料がそろったら 何かを作ってみようと思います!